スペインに来て二週間。
日本から持参したiPhoneがなんと壊れてしまった
スーパーのワインや食品の安さに感動したので写真と共に載せたかったんだけど、
一旦諦めまして(笑)
いまだに波紋や抗議が収まっていない、自民党の杉田水脈氏の『LGBTは生産性がない。そこに税金を投入するのはいかがなものか』という発言、いろんな記事を読みましたが、分析され尽くされているので、心理の面から私が思ったことを書こうと思います。
この発言を初めて記事で読んだ時、私が最初に思ったのはこれでした。
『この人は自分に生産性がないと、価値がないと思ってる人なんだなぁ』
方程式としては、こうです。
『LGBTは生産性がない=生産性がないのは問題だ=生産性がないことは価値がない=私は生産しているから価値がある』
杉田氏の発言の裏を返すと『私が生産していなければ、私は価値のない人間だ』と彼女自身が思っているということです。
ちょっと前に、自己評価が低い人は大変だな、ってことをブログに書きましたが。
この『自己評価が低い』というのも中々の根深い問題ですが、
杉田氏はおそらく『条件付きの愛』の認識の元、育ってきたんだなぁと。
これはこれで少し可哀想だな、と思います。
今現在の杉田氏は結婚し、子どもをもうけ、国会議員になって日本社会に貢献することで『私は価値のある人間だ!』という認識でいると思うのですが。
もし彼女が今のような状態でなければ
『私は価値のない人間だ』と思っていたことでしょう。
『条件付きの愛』とは『●●ならば、愛される』という形の愛です。
だから、その状態に自分がならなければ愛してもらえない、という強迫観念が根本にあるのです。
私自身は『条件付きの愛』の元では育ってこなかったので、
私は私自身が何をしていても、結婚もせず子どもを産んでいなくても、ボロきれみたいな服を着ていても、たとえば何をするでもなく毎日ぼーっと過ごしていても(笑)『私は価値のある人間だ』と思っています。
それは両親が私がどんな状態であろうと、
私のことを認めてくれて、愛してくれた今までがあるからだと思います。
だから他人に対して『あなたは●●だから価値がない』とは思いません。
もちろん自分の好き嫌いはあるけれど、みんな価値のある人間だと思っています。
この問題は、今の日本国憲法に書かれてある『人権』とリンクすると思います。
自民党が憲法から削除しようとしている『天賦人権説』(すべて人間は生まれながらに自由かつ平等で、幸福を追求する権利をもつという思想)ですね。
全ての人は生れながらに人権と価値が備わっている。
私はそう思っています。
杉田氏はネトウヨたちから強烈な支持があるらしいですが、
ネトウヨと呼ばれる人たちも『国に貢献しなければ、人として価値がない。自分が何もしないで国のお世話になるなど、とんでもない!』という強迫観念に縛られてるなぁ、と思います。
『無条件の愛』という概念がないのかもしれません。
杉田氏の発言を記事で最初にみた時『この人、ちょっと可哀想だな』と思った自分の感情を分析してみたら、辿りついたのが『この人は条件付きの愛の認識の元育ってきて、無条件の愛という概念がないんだな。』でした。
生産性がない自分は愛せないし価値がないし、他人にも同じことを思う。
結構大きい心理的外傷ですよね。
きちんとしたカウンセリングに行ったほうが良いのかもしれません。
しかし嬉しかったのは、この発言を元にした抗議運動が日本で行われているという記事を目にしたことです。
私は16歳の頃から自分でワンルームを借りて生活していましたが、
その時にゲイバーで働いていたゲイの男の子がそこに転がり込んできて、一年くらい彼と一緒に生活していました。
なので当時からLGBTの世界が身近にあったわけですが、
その時はお姉タレントも有名なのはカルーセルマキさんくらいで、世間の風当たりも強かったので、彼はそのことを隠して生活していました。
でも当時、彼にその世界のいろんな所を見せてもらいましたが、
確かにその世界は存在していました。
その彼と数年前にすごく久しぶりに会ったのですが、
今は『ゲイがどこにいるか』というGPS付きの出会いアプリがあって、それがすごく面白かったです。
そのアプリを見ながら
『このカフェの近所に私のタイプがいるわっ!!』とか、すごくウケたしwwww
彼とその彼氏とゲイ友達と『オカマとお鍋パーティ』と称しまして(笑)
うちで年越しパーティした2013年の幕開けは朝までお酒飲みながら、ただただ『サイコパスの心理』について議論をする、というマニアックな会で盛り上がりまして、本当に面白い人たちだなと思いました。(笑)
なんとなくだけど、知的な人が多いですよね。
割と深掘りして、人を観察しているというか。
今はLGBTのタレントさんも昔より沢山出て来たし、
区によっては結婚も認められたり、マイノリティが認められる世の中として、当時より少しずつだけど進歩してるんだなぁ、と思います。
さて。。。私は月曜日テストがあるのでこの土日は
テスト勉強のためにアパートに引きこもります^^;
最後にこの2分間の議会での演説が素晴らしかったので。
2013年にニュージーランドで同性婚を認める法律に賛成を投じた、議員のスピーチです。感動しました。ぜひ観てください。
愛し合う二人に結婚という手段を認める。ただそれだけです。
この法案は当事者からすれば素晴らしいもの。
残りの人々からすれば、
昨日と同じ日々が続くだけです。
私もそう思います。
真白リョウ
追記。
全文を読みましたか?というコメントがありましたが、もちろん読んでますよ^^
問題になっている生産性の部分ももちろんですが、他の彼女のコメントも、恐ろしく稚拙で視野の狭い文章が並べられていて、驚愕しました。。。